予備知識がほとんどないのに、古いしきたりでがんじがらめ(?)の出版界にチャレンジ。
自分にはまねのできない奇想天外な設定だが、これが、ノンフィクションだからぶっとぶ。
文章もリズムがよく、歯切れがよく、著者の心情変化もよく書けていて、読んでいて楽しい。
古臭い慣習でがっちり固まった業界で生き抜くために、次々と立ちふさがるカベをひとつひとつ乗り越えていくさまは、わくわくの連続で、良質のエンターテインメントになっている。
大手取次の口座を取得という奇跡的な幸運も、著者の行動力と元気さがあってのことだと思う。
読んだあと、自分も何かやってみようか、何かやってみたいな、何かできたらいいな、と思わせる本である。
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